NGC5139 2000ミリオーバーの焦点でも星がきれいに分解してくれるところは、豪のシンチレーションが日本に比べはるかに良いということになる。
 この距離レンジでの撮影は、日本でも250RCで挑戦していますが、なかなか簡単に結果を残せていない。国内遠征では機材も大掛かりになるので撮影するチャンスも少ない。セットしても風が吹いていると極端にガイド精度が落ちてすべてがダメなときもある。
 
 今回、ライトルーム3にバージョンアップしたこともあり、こちらでRAW現像してみた。強化されたノイズ低減を利用した。今までのものでは、カラーノイズ処理では星の色まで抜けたり、輝度ノイズ処理ではディティールがぼやけたりと、弱めで処理し、複数枚コンポジットで最終的なSNを稼いでいた。
 しかし、今回の強化されたノイズ処理のパラメータを強めに調整しても弊害が少なく、この画像のように明るい対象ではあるがノイズ感がないような現像ができた。PS CS5に搭載されているノイズ処理も強化されているので同じような結果をもたらしてくれるのではないだろうか。が、CS5へのバージョンアップはまだまだ先になりそうです。

20100615 18h32m~15m×1=TOTAL15分
FFR312(2100mm f6.7 RCL-50)+EOSkissDX(冷却、IR改造、-2℃冷却)+MS55i+ST-402(OAG)(MaxImDLでガイド)  ISO400 Lightroom3でRAW現像、PS CS4で画像処理  =QLD,KAO
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